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年末年始休業のお知らせ

日頃より当陶芸工房をご利用いただいております皆様には大変お世話になっております。

さて年末年始の陶芸教室休業のお知らせです。以下の期間は休業となりますが、電話、メールにて休業期間以外のご予約は承っております。


12/31(月)〜1/4(金)の5日間


今年もみなさまとの出会い、ふれあい、そして多くの方々に支えて頂いていることを強く実感した年でした。心から感謝申し上げます。来年は更なる飛躍を誓い、頑張って参りますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


陶工房 Studio Le Pote
齋藤 宏幸

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by lepote | 2012-12-28 10:21 | Comments(0)

今年最後の本窯焼成

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本日は朝から本窯焼成です。本窯焼成とは制作工程の最後に行う窯炊きのことで、いわゆるメインイベントです。この本窯焼成でようやく作品が完成します。実は焼成には"素焼き"と"本焼き"の2種類があり、素焼きは本焼き(本窯焼成)の前に行うもので、大体800℃前後で焼くことをいいます。そに対して本焼きは、1230℃~1250℃、あるいは1280℃以上で焼くことをいいます。その作品の粘土の耐火度や釉薬(3つ前の記事)の性質によって焼成時間が変わってきます。

今回は1250℃の本窯焼成です。時間にして約28時間といったところでしょうか。多少前後はしますが。本日の朝9時に開始しましたので、終了は明日の午後1時となります。長いです。焼成中は一睡もできませんので朝方なんて見るに絶えない顔をしていますよ。自分でもビックリするくらいです。それでも薪を使った穴窯というのは3~4日、さらには備前焼きなんて実に2週間ぶっ続けで焼くところもあったりしますから。可愛いもんです。もちろん数日焼くところは交代制ですけれどもね。

それでは今日は徹夜なのでこれにて。次は窯開けです。でわでわ〜
by lepote | 2012-12-25 23:54 | 工房 | Comments(0)

ろう塗りと窯詰め

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釉薬(分かりやすくいえば衣のようなもの)を器に施釉する前にまずやることは、器のヤスリ掛けとその削り粉の拭き取りです。ヤスリ掛けは大抵紙ヤスリを使います(ウォータープルーフのやつね、水に強いやつ)。拭き取りは水で軽くしぼったスポンジなどを用い、綺麗になったところで写真のようにロウを塗ります。ロウは水を弾いてくれるので、施釉しないところに塗るわけです。

でも写真を見て「あれ?」と思いませんか。普通釉薬がついてないところって器の底ですよね?なんだったら家にあるお茶碗の底を手で触ってみてください。底がザラザラしませんか?キチンと磨かれているものでも爪先で擦ってみるとサラサラくらいには感じるはずです。で、写真に戻ります。あれ?底じゃなくて縁にロウ塗ってるじゃん!Σ(゚д゚lll)これじゃ口つけた時ザラザラしちゃう!

そうなんです。焼き上がりに縁をさわると実際にザラザラしているんです。それをサンドペーパーで磨いて磨いて磨き倒すというわけ。サンドペーパーは#240番から始まり#400→#800→#1200→#2000と徐々に目の細い番号へと使いわけていきます。そんで最後はツルっつるになります。

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どうしてそんな七面倒臭いことをするのかというと、縁を逆さまにして器を焼くことで(写真2を参照)、底に施釉ができツルツルピカピカに仕上がるのです。よって、テーブルに傷がつきません!わーい!それと縁が綺麗な真円に仕上がります。どうして真円になるかはまた次の機会に後述するとして、西洋の磁器製のコーヒーカップなどは大概この作り方です。瀬戸、九谷、有田なんかでも磁器ものは小さいものに限りますが、こうやって作ってます。でもまあ、個人でやってる人ってあまりいないんじゃないかな、たぶん。なんでかっていうと、正直めんどくせーから。工場生産の作り方だからね。でも僕はあえてそこにデザインをして独自性を持たせてます。

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ということで、来週から本焼きです。今回は教室の作品も入っていますので、お待ちいただいている方、もうしばらくお待ちください。(^^)
by lepote | 2012-12-23 21:32 | 工房 | Comments(0)

このブログの筆者について

斎藤宏幸 (さいとう ひろゆき)

職業:陶芸家、なんでも屋

脱サラしたのが筆者がちょうど23歳のとき。それまで勤めていたゼネコン会社を退職し、ヨーロッパ放浪の旅で"世界の広さ"を知る。その後何に触発されたか板前職人見習いを一年間こなし、渡豪。野心に満ち溢れていた頃、オーストラリアという全く陶芸と関係のなさそうな地で陶芸と出会う。団体競技という名の組織的集団行動に飽き飽きしていた筆者にとって、陶芸との出会いはまさに我が天命ここあり!だった。そして陶芸漬けの6年間を海外留学という名の下、過ごすことになる。

オーストラリアではあったが、セラミックアートという現代陶芸美術に海外で触れられたことは、思い返せば非常に貴重な経験であったと思う。型におさまらない自由闊達な表現方法は、過去の模倣とは一瞥したところにある"自己の深層追求"に一貫していたからだ。"一体己とは何者なのか"表現者としての探求がいまここに現在進行中なのである!

プロフィールはこちらから
http://lepote.jp/profile_tch.html





陶芸スタジオ ル・ポット
福島県伊達郡川俣町大字秋山字鳥井戸15−2
TEL&FAX:024(565)5003 E-mail:studio@lepote.jp
http://www.lepote.jp

[福島市方面からお越しの場合]
国道114号線富岡街道を川俣方面へ進みます。途中にUFOふれあい館、千貫森公園入口が左側に見えてきます。そこから更に0.5kmほど進むと右側にHotel SAKURAの看板が見えてきますので、それを過ぎて1本目の農免農道を左折します。(農免農道はHotel SAKURAから100m先にあります。道路標識が木の陰に隠れていて見づらくなっています。)農免農道から工房までは道なりで3kmほどです。途中に溜め池がありますので、その前を通ってお越し下さい。

福島駅〜工房まで17km、所要時間45分(車)



by lepote | 2012-12-22 16:51 | このブログの筆者について | Comments(2)

今年最後の本窯準備

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素焼きが完了し窯を開けて更に冷やします。800℃で焼き上げると翌日朝にはだいたい250℃前後まで温度が下がっていますが、手で掴むにはまだ温度が高いので、こうやって窯の扉を開けて100℃前後まで下がるのを待ちます。

その後窯から取り出し釉掛け。釉薬は分かりやすく言えば衣のようなもの。天ぷらを想像してみてください。ただ衣の"厚さ"というものがあってこれは経験によるものなのですが、多く付ければいいというものではなく、その素地(硬質化した粘土の性質)にあった厚さに釉薬を施釉しなければなりません。多すぎても少なすぎてもだめなのです。

さてさてそれでは今年ラストの本窯焼成に向けて準備開始っと。
by lepote | 2012-12-22 10:23 | 工房 | Comments(0)

内側の削り

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器の削り仕上げをしていると次第にカンナの刃の方が削られて細くなってしまいます。そのたびにグラインダーで刃を研ぐのですが、更に細々となって終いに先端がぷつっと途切れてしまう。カンナは器を削るためにその寿命を全うします。カンナさん、ご苦労様。
by lepote | 2012-12-21 09:18 | 工房 | Comments(0)

石膏鋳込準備

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石膏鋳込みの準備ができました。ここから泥(でい)しょうという泥状の粘土を流し込んで器の形を作ります。今回から少し変わった色の組み合わせを試す予定です。

明日は一日中雪とのこと。すでに外は雪が降り積もって道路もうっすら雪化粧。あー明日はどんだけ雪が積もるんだろう。タイヤ履き替えたからいいけど、あまり積もらないでくれー(´・_・`)
by lepote | 2012-12-08 20:47 | 工房 | Comments(0)

12月の雨@作業場

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今日は一日中雨。朝から作業場のトタン屋根を激しく打ち鳴らす。ストーブ上の沸騰するヤカンの「コー」っという音。じっとしていると寒くて体が思うように動かない。作業場も足の踏み場がなくなってきたので、そろそろ整理をしてこれからくる新年を迎えます。
by lepote | 2012-12-04 09:29 | 私事 | Comments(0)